「地と図」の次は・・・
大ファンの(といいつつ作品は一点しか持ってないんですがね)
江口康隆?(Yasutaka Eguchi)の個展です(実はもう始まっているんですが・・・。オープニングには行けなかった。ま、いろいろあったのさ)。

江口康隆?Yasutaka Eguchi
[ 文学的な余りに文学的な ]
     
?2012年 8 月 4日 [土] - 9月29日 [土]?
13:00 - 19:00 日・月・祝日休廊?
夏期休廊?2012年 8月12日 [日] - 8月27日 [月]

?夏期休廊中は電話によるアポイント制

コンセプトメッセージ(コンセプトメッセージはGallery HAMのH.P.から無断転載)

?私は今まで幾多のイメージや散文・詩に魅せられてきた。?何故 像と言葉がこれほどの力を持つのか??両者はどのような関係にあるのか??
いつか上記のような疑問をテーマにして作品を作るようになっていた。??折しもコンセプチュアル・アートが、全盛であったが、?何か違うような気がして、図式的・説明的で、?あることから避ける事が重要なのだと?確信する様になった。??イメージの力と文学の力を最大限引き出して、?作品にする事が重要だ。?今回は、今までの哲学者のウェイトが減って、?カフカやセリーヌといった、文学者がメインになってきた。?それは、たまたま最近二人の散文を集中して?読み返したからに過ぎない。?彼等のプロフィールを借りて、彼等の散文の秘密に迫ることが?出来たらいいのだが・・・・??※ 素材として、ダンボールを多用しているのは?私なりのテオドール・アドルノへの返答である。?彼は『アウシュビィツ以降詩を書くことは野蛮である』と言った。??私は美しいものを追求したいとは思わない。?そのためにダンボールを使用することによって?美への罠に落ちないように、用心しているに過ぎない。??                   江口康隆 2012.7.11